So-net無料ブログ作成
検索選択

美味しいのはとろろ、ジブリはととろ、観たのはどろろ。 [DVDジャケ]

時は戦乱の世でございます。

敵の矢を背に受けつつも、天下統一の野望を抱く武将・醍醐景光は、四十八体の魔物から強大な力を与えられるのでありました。

しかし、その見返りにと、生まれくる我が子の身を捧げてしまうのです。

やがて身体の四十八ヶ所を魔物に奪われて生まれた赤子は川に捨てられ、呪医師・寿海の秘術により、過酷な運命を背負われし身は救われたのでございます。

身を守るため左腕に仕込まれた妖刀と同じ『百鬼丸』と名付けられた子どもは成長し、身体を奪いし魔物を一匹倒すごとに身体の部位がひとつずつ戻る定めなのだと知るのでありました。

寿海を失い、魔物退治の旅に出た百鬼丸は、泥棒『どろろ』との運命の出会いを迎えるのでございます…。

大奥では……、おっとと、岸田今日子に成りきっておりましたワ。

昭和42年「週刊少年サンデー」に連載され、手塚治虫の最高傑作とも言われている怪奇漫画を総製作費20億円以上を投入し、実写映画化したアクション時代劇。

『どろろ』

7月13日の金曜日!DVD ON SALE&レンタル開始でございます。

小学生時代の私にとって「どろろ」は最高峰の漫画であり、白黒TVアニメでした。
後に分かったことですがその頃からアニメが徐々にカラー化されていたそうなんです。
でも、うちのテレビジョンは、もともと白黒っ!『三丁目の夕日』で出て来たあのテレビのまんま。そっ、お決まりのカーテンも掛かってた。

時折画面の右下に出る「カラー」の文字の意味を知るのは、まだまだ先の話でありました。「ステレオ」なんてのもあったね〜。茶色いフィルターみたいなのもあって、時折「セピアカラー」も楽しめたのじゃよ。ほっほっほ…ま、それはちゃぶ台の端っこにでも置いといて〜。

ギャグ漫画やヒーローものの全盛時代に「どろろ」という劇画タッチの怪奇漫画に釘付けになりました。高校時代までにコミックもやっと全巻揃えたという、とても思い入れのある作品です。(さらに後、数ある賞状!と共に洪水により全て流されてしまうことにまだ気づいてない…のである)


で、この映画なんですが、良かったとは思いますが、いかんせん中途半端なところが目に付いても〜た。いろいろな映画のパロディ?な部分もあったりしてね〜。

時代設定を”はるか古(いにしえ)か、遠い未来(さき)か、さだかでない”とされているようだが、なんかこじつけっぽい。
冒頭の百鬼丸の登場シーンはスターウォーズのジュダイの登場シーンじゃないかっ!?
開始早々のショーダンサーが異彩を放つ感じで、これはいいんでないかいと思わせるが、北野武の「座頭市」(タップじゃないけどサ)を思い起こさせるのよ。異世界観を思わせるのはあくまでそこだけという感じ。他は戦国時代の乱世そのもの。だったら戦国時代で通していいんでなかったの?

他にもパロディなの?と思う部分はあるが、どうせならよそから持ってくるんじゃなくて、他の有名な手塚作品からパロって欲しかった。それだったら手塚氏へのオマージュとして、手塚作品ファンとしては納得するんだけどなぁ。
まぁ、『すべての事には理由がある』っていうじゃない。
『理由って?』
『お前にはまだ早いっ!』

CGが惜しい中途半端。かなり日本のCG技術も高くなって来たと思いますが、実写との合成はまだまだなんだなぁと、ハリウッドのレベルと比べると…涙がでちゃう…。

中盤の戦隊シリーズの使い回しのような『怪獣』もどき的魔物と戦っているのは、悲しすぎます…涙がでちゃう…。

最後の方の「二匹の狼」が、すごく秀逸なのになぁ。ほんとに惜しいっ。
本来は『魑魅魍魎』の不気味さが怖かった物語だが、子供が見て楽しめる、大人も見て楽しめる、さらにマニアが見て楽しめる、それぞれ用に割り振られたキャラ設定なんだろうね、きっと。

といっても、良かった点もちゃんとありますからね。面白くなかったらblogにしませんのでね。

柴崎コウのどろろ役は、本来は七〜八歳ぐらい(かな?)の子供なんだけど、この映画的には、はまり役でしたね。でないと百鬼丸と一緒にここに出て来る魔物達とはとうてい戦えませんもの。この映画の一番の魅力は彼女の生命力あふれる演技だといって過言ではないのだ。多少ひいき目もある…ふぁんだしー。(♡ ̄∇ ̄♡)ehehe
熱意を感じる演技に孤児の悲哀が感じられ、次第に百鬼丸と絆が深まっていく様子がとても愛らしく思えます。主役は何てったって『どろろ』なんですから〜っ。

クールな百鬼丸を演じる妻夫木聡は、どこか幼さを残した原作の十代の百鬼丸のイメージに意外なほど合っていました。まじめに演じてるのが好感持てます。
中盤以降からの、身体の部位を取り戻すたびに現す妻夫木の笑顔が本当に百鬼丸にぴったりだなと思えました。

気迫のこもる演技が定番の中井貴一が醍醐役ということで、おおむね予想はしてましたが、最後に結局良い人になっちゃうのはどうも…。そこは裏切って、悪の権化として貫いて欲しかったね〜。

この作品は、想像豊かな手塚物語のスケールに作り手側の手法が追いついていないだけで、これが2・3作と続いて、脚本とCGに磨きがかかったらとんでもない映画になるのは間違いないのだ。言い切っちゃったぁ…(;-ω-)…批判はご勘弁を。

ほかの出演者やストーリー設定等、私好みであり、嫌いな映画ではないのです。
むしろ大好きです。
が、原作を生で見てきた世代の「大人」にはお勧めできるかというと、ハマる人が限定される映画だろうか。
だが、しかし、当時自分が子供の頃に夢中になった魔物たち。次はどんなんだろうと楽しみに待ち焦がれていた、あのWAKUWAKUとした気持ちを、今風に味付けされたこの作品で、現代の子供たちにも感じて欲しいと思うのです。

DORORO

"MONSTER HOUSE"
▲クリックすると自作DVDジャケットが開きます



パート2、3と続きそうな終わり方でしたから、そりゃ創るんでしょうね〜。
海外ロケの予算を削って、CGやアクションに完璧を目指してくださいよ〜。
今から楽しみにしてますから。
日曜朝8時の子供向け特撮ドラマに切り替えないでね。『指切りげんまん、指切った〜』…うッ、誰と指切りしちゃったんだろう。今居たの誰っ?何、チミモウリョ〜っ?………

やめてよ〜〜〜〜もぅ。

『お母さんのお布団にはいってもいい?』

『ダメ!』だってっ!!

寝ションしたってしらないジョ〜っ!


nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 6

コメント 6

yuosin

こんにちわ。

「どろろ」名前はよく知っているのですが、
テレビで見た記憶が、無いのです。
サスケとか、風のふじまる、とか同じ
時代のアニメはよく覚えているのですが、
何故なんだろう?何かの裏番組だったのでしょうかねー?

前回のフィギアといい、手塚アニメがお好きなんですねー。
あの浦沢さんもかなりのマニアだと聞きました。

この二人はテレビドラマでも
共演してましたよね。カミサンが
見ているのを少し見たことがあります。
それにしてもこの映画、こないだ宣伝してたと思ったら
もうDVDなんですねー。
by yuosin (2007-07-18 12:40) 

佐喜春

タイトル見てたら、ととろの主題歌思い出したよ~
「♪~となりのトロ取ろ~♪」ちょっと違った? ^^
手塚治虫は大好きですが「どろろ」ってどんなのだったのかよく知らなかった!
確かにこの解説見るとスターウォーズのジュダイの登場シーンに似てる
ぱくり? うまくいってるといいけど疑問感じながら見るシーンも多そうね
by 佐喜春 (2007-07-18 15:16) 

shikayu

子供と一緒にジブリ大好きで~す(笑)
あ、ラジヲ:さんのお言いつけどおり(言いつけられてないですか)
「モンスターハウス」連休に、観ましたお姉が(笑)
私も観たかったんですが、ちょっと友達とおしゃべりしてて(爆)
小学校6年生は、「面白かったー!!」とのこと、やっぱ私も観よう・・(涙)
どろろ、怖くはないんですね?
じゃこれもぜひ・・・ラジヲ:さんは本当に面白いな~(笑)
私もコウちゃん好きです~♪
by shikayu (2007-07-18 20:03) 

窓際ラヂヲ

♠yuosinさん♠
え〜『どろろ』見てなかったんですかぁ、当時は衝撃的な内容で画期的なアニメだったんですよ〜。といっても、サスケはカラー時代ですからもっと前かもです?
実写の「カッパの三平」とか「悪魔くん」とか「スーパージェッター」「宇宙エース」なんてのも白黒時代のヒット作品です。もう、テレビにかじり付きでしたからね〜。深夜で「佐武と市捕物控」という大人のアニメまで意味判らずでも見ちゃってましたよ。
根っからの手塚治虫ふぁんでした。「リボンの騎士」も朝の再放送見てから学校へ駆け込んでました。ってこの話しだすと尽きんのですワ。

妻夫木と柴崎コウは時の人ですから、ドラマで忙しい中この二人を押さえられたことが奇跡です。最近は映画上映の期間が短くなった分、半年でDVDが出るようになりましたね。映画館の無い地方の人にとっては歓迎されることですな。特に私なんかね〜。( ̄∇ ̄*)ゞehe


♧momoさん♧
niceありがとうございま〜す。


♥佐喜春さん♥
こんばんは〜。佐喜春さん、わたしゃもう、くたくたのふにゃふにゃですー。( ̄ω ̄;;)詳しくは後々のblogでーーー。
手塚治虫が医学博士でもあった、その知識を活かして『ブラックジャック』を書いたことは有名ですが、それ以前にこの『どろろ』で片鱗を見せていたのです。妥協しない、でも遊び心を忘れない、子供にとって必要な好奇心を豊かにする漫画を死ぬまで書き続けていた〜。
…また、自分の世界に入り込むところでやんした。結構女の子も読んでましたよ。
パクリというよりパロディなんでしょうね。それは手塚漫画の手法を取り入れたかったのかもです。この手の映画は疑問に感じたら切りない程でてくるでしょう。それでも楽しければいいんですよ〜、私的には。
今回小言が多いのは思い入れがある分、次を期待したいからなんですね。スタッフの一人でも検索してくれればいいんですけどね。ムリ、ムリ…~(≧ω≦。)


♦shikayuさん♦
こんばんはーと♡。ジブリ好きってことは『ゲド戦記』見ましたよね〜?。
『どろろ』の次に観たんだけど…私にはblogにできませんですー。
ワケは…ん〜〜〜涙がでちゃう。だって○○なんだもんっ。(*≧ω≦*)
『モンスターハウス』お姉はどうだったのよぉ〜(爆)
子供には受けること間違いないですよ。子供心を持った大人に受けるかどうかが問題。さて、今、何問目?

『どろろ』は怖くはないです。そこは、はっきりと。電王が好きなら、妻夫木と柴コウが好きなら、ニュージーランドへ行きたいなら、(って、ロケ地なんです)ははっ、見るべし。あっ、お子さん女の子でしたね〜、柴コウ似に育て上げるんでしたらススメちゃう。( ̄∇+ ̄)v
by 窓際ラヂヲ (2007-07-18 21:50) 

masugi

どろろって、そういうストーリーだったのですね~。
何故か、頭の中で「カムイ伝」とごっちゃになっていました☆
原作の方をまず読んでみたいです。
by masugi (2007-07-19 09:37) 

窓際ラヂヲ

♥masugiさん♥
こんばんは〜。『カムイ外伝』!サスケは思い出せたんですが一押しが思い出せなくて、クゥ〜。白土三平も好きだったのになぁ、ボケが始まっちゃったかなぁ。と思う今日この頃です。(;>_<;)
カムイ外伝よりもッ〜と前だから皆さんピンとこないのもうなずけますね、歳を感じます。ついでに『ワタリ』も面白かった。

原作は、手塚治虫の時代劇といっても、白土三平の忍者ものと違って、自分の生い立ちの苦悩の中に育まれる「どろろ」との友情物語なんですね。マンガとはいえあなどれませんよ〜。絵と文は古さを感じますが、伝わるものは今も通用すると思います。
…昔の認識で、自信タップリとはいきせんが…(♡ ̄∇ ̄♡)ehehe~

nice&コメありがとうございます〜。
by 窓際ラヂヲ (2007-07-19 18:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。